函館の若き鮮魚店主のつぶやき

【函館近郊プレジャーボート(遊漁)のクロマグロについて】

現在の状況(ルール)を誤解していらっしゃる方もいるようなので、ここで改めて説明したいと思います。

まず結論から言いますと【30㌔未満のクロマグロが釣れた場合、生死に関わらず全て海へ戻さなければならない】となっています。
また、これに違反した場合3年以下の懲役か200万円以下の罰金、またはその両方。

ハイ、懲役が付いていると言うことは、これは条例に近い行政からの『お願い』ではなくて法律(TAC法)で定められた『規制』なのです。
希に「罰則もない、ただのお知らせなんじゃないの?」と、誤解されている方もいらっしゃいますが、全く違うのでご注意下さい。

また「死んでしまったから逃がせない!」と仰っる方もいらっしゃいますが、行政からの視点では【生死に関わらず!】となっていて、不正等を鑑みても、仮に死んだマグロであってもやはり海へ戻さなければならないのです。

そして、良く聞く話しですが「船上に計測器がなかった」「30㌔以上だと思った」「規制を知らなかった」と仰られる遊漁者もいるようですが、ごめんなさい、ソレ、全部アウトです。
( ´△`) アウウ…

海水浴に来てアワビを獲って「少量なら良いと思ってた」「ここは採っても良いと思ってた」「密漁になるとは知らなかった」と、言い訳していることと同じになってしまうようです。

更には、仮に30㌔以上の大型クロマグロを釣り上げた場合は、最寄りの支庁へ報告して欲しいとのことです(これに付いては罰則規定はない)。
しかしこれは、国から定められた大型クロマグロの漁獲枠内に入る(漁獲枠の中では漁業も遊漁も差別化していないので)為に、行政としては本来の漁業者のための枠を縮めることに繋がるので、遊漁者が大型クロマグロを釣り上げることはご遠慮して欲しいと思っているようです。

ではなぜ、突然こんな法律(規制)が生まれたのか?と、ご納得できない遊漁者も多くいると思われますが、それは世界各国との間で【太平洋クロマグロの資源保護】を取り決める際に、日本国が定める漁獲枠を大幅に減らしたからです。
その内の小型クロマグロに関しての漁獲枠は、北海道では今年の6月ですでにオーバーしているのでゼロ(0%)となり、捕獲禁止になってしまったのです。

資源保護と遊漁の自由と権利、本来は禁漁期間or禁漁場所ではない所で釣れた魚は、法律上では『個人の財産』と見なされます。
しかしその釣り針には『保護と法規制』という問題も同時にぶら下がっています。

ボンクラなボクには、頭が痛くなることばかりですわ!

魚政 〒040-0051 北海道函館市弁天町12-2

電話0138-22-7846

鮮魚の地方発送、ご相談ください。

担当は魚政三代目 小甲芳信です。

小甲のティムコ通信


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