函館の若き鮮魚店主のつぶやき

【続・函館近郊プレジャーボート(遊漁)のクロマグロについて】

前編はこちら

さてさて、先日の遊漁による小型クロマグロの取り扱いに関するエントリーでは

「生死に関わらず全て海へ戻さなければならない」

って所が、思い切り遊漁者感情を逆撫でする部分だったのではないでしょうか?

釣り針を外してもエラ蓋からはダラダラと血が滴り落ち、酸欠による痙攣が起こっているマグロが、リリース後、生き延びることもできなければ、卵を産み子孫を増やすこともできない絶望的な状態で、なぜ海へ戻さなければならないのか?
誰が見ても資源をムダにしているだけではないのか?
そう思わざる負えないでしょう。

先日のエントリーにあった超ゴージャスなブランドクロマグロの生ゴミ化を、釣り人自らが行わなければならないなんてことは、通常の釣り人であれば到底許しがたい行為に他ならないワケなんですから。

見方を変えれば、各省庁がエコを推奨する今の時代背景にとっても逆行する措置に他ならないのですもん。
ま、ボクは昨今のエコイズムはキライな方だけど(笑)

ただ、誰もが良識ある釣り人とは限らず「死んだマグロに関してだけはキープOK!」なんて措置を取れば、悲しいことですが多数の釣り人が船上で殺してしまうことも容易に予想できます。

ボンクラなボクなりに考えを巡らせても、この答えは見つかりません。

また、蛇足ですが、こういった遊漁に関する問題を行政と話し合う時、または行政が釣り人を見るとき、ボクのこれまでの経験では「たかが釣り人」的な視線で見られがちです。
無意識下で漁業者と比べているのでしょう、あからさまではないにしろ、80%の役人が上から目線です。

確かに沿岸漁業が北海道の根幹産業であるのは重々承知していますが、どっこいコチラだって様々な形で納税しています。
船舶に関しても、漁船とプレジャーボート(遊漁)とじゃ税金の額も変わるし、プレジャーボートに優遇措置なんて殆どないに等しい。

いえ、ボクは「漁業と遊漁を同列に扱え!」などと、乱暴なことまでは言いませんが、せめて何かを取り決める前に『釣り人の自由と権利』を尊重し、官・漁・遊の三者による対話の時間を設けてもおよろしいんじゃなくって?と言いたいんです。

話がだいぶ逸れてしまい、申し訳ありません。
話を戻します。

函館に停泊しているプレジャーボートが仮に小型クロマグロを東京の沖合いで釣っても、函館で水揚げするとアウトになる場合があります。
それは、最終的に水揚げした土地(函館市)が規制措置を取っているからですね。

漁業者とて、小型クロマグロは逃がさなきゃならないこの時代、同じ管理下にある規制を守らなければ、到底【釣り人の自由と権利】なんて行政へ届けることなどできません。

『釣ってリリース』これが本来のゲームフィッシングなのか?
でも、北海道でのクロマグロの魚影は確実に濃くなっているのも事実。
これ以上ムダに資源を浪費しない為にも【十把一絡げ】ではない細やかな規制措置が必要だと思われます。

・・・あ、だからと言って「じゃあマグロ釣らなきゃイイじゃん!」ってハナシはナシにしてください。
釣り人にも確固たる【自由】があるのです!

魚政 〒040-0051 北海道函館市弁天町12-2

電話0138-22-7846

鮮魚の地方発送、ご相談ください。

担当は魚政三代目 小甲芳信です。

小甲のティムコ通信


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