ここで映し出されている光景が、月曜から金曜まで、1日3交代で24時間動かされています。
作業者の交代時でさえ、機械は止めません。 なぜなら、止めたら、ボイラーや原料の濃度調整など、多岐にわたり影響が出るからです。
こうして作られるトイレットペーパーは、全体でみると実に供給過剰なんです。
平常時は、工場に隣接する保管倉庫には、外壁を圧するほどの在庫でいっぱいです。
ですから、トイレットペーパーが欠乏するといううわさは嘘です。
一時的に市中で売れすぎて、工場から消費地までの輸送能力に不足が生じているためです。輸送用のトラックを増やせば、すぐ解消します。
そういうわけですので、皆さん、備蓄は最小限にしましょう。
それから、トイレットペーパーの転売をもくろんでいる者たちよ、間違いなく徒労に終わるぞ、恥ずかしいからやめれ。
なお、編集者の海鼠腸は、岐阜県美濃市で抄紙機のオペレーターの経験があります。机上の空論をお話したわけではありません。
参考情報: 静岡新聞の記事です。
もう一言:日本の製紙技術は世界一です。リサイクル技術は企業の資産でさえあります。